2021年4月9日 設立総会 名誉会員によるスピーチ

「Robot Oriented innovative Design」

ミュンヘン工科大学 トーマス・ボック教授

【スピーチの要旨】

家具とか部屋など、人の回りの空間がロボットになると思う。

将来、働く場所と住む場所は一緒になるであろう。

日本からいろんなインスピレーションを得た。

合体ロボット、からくり人形(九代玉屋庄兵衛)、忍者屋敷、鴨長明の方丈記、蛇の目舞台(江戸の劇場)、宇宙ホテルプロジェクト

老人が簡単に靴を履けたり、服を着れたり、センサーで体調が分かるメカトロニクス家具

転倒を感知する床

コストダウンするためにモジュラーユニットのプレハブ構造にした。

老人ホームに移ると、生活環境の変化のストレスで寿命が短くなる。

老人ホームに行かなくてすむように、今住んでいるアパートでも組み込んで使用可能とした。

パイロットのコックピットからもインスピレーションを得た。

コックピットのように、人の周りにいろんな機器が取りまいて、老人が培った匠の技の作業ができるワークステーションを考えた。

新しい概念のロボット、八百万のロボット