ワークロイドとは
■ワークロイドとは
空間を自律的又は遠隔操作で移動して、労働の代替を行うロボットです。
■産業用ロボットとサービス・ロボット
ロボットは、機械による労働力省力化技術の一つで、大きく産業用ロボットとサービス・ロボットに分けることができます。産業用ロボットは、様々な製品を製造できるようにベルトコンベヤーにプログラミング技術を応用して誕生しました。工場(閉鎖空間)内で、安全性のため、多くは固定され、柵で人から隔離されて製品を製造します。サービス・ロボットは、人が提供するサービスを代替するロボットで、センサーで人を感知して衝突を防止しながら様々な場所でサービスを提供します。産業用ロボットは、フ ァクトリー・オートメーションの流れからサービス・ロボットに先行して誕生し、サービス・ロボットと別々の概念のロボットとして扱われていますが、製造作業は“人が行うサービス”の一つなので、将来的には全てサービス・ロボットの概念に取り込まれていくと思われます。
■コミュニケーション・ロボットとワークロイド
サービス・ロボットは、提供するサービスの内容によって、様々なロボットが想定されます。近年、話題となったコミュニケーション・ロボットは、サービスの内容が会話、癒し、情報の提供を行うサービス・ロボットです。ワークロイドは、様々な場所で必要とされる労働(サービス)を代替するサービス・ロボットです。ワークロイドは、空間の移動を自律的又は遠隔操作で移動することを想定しており、従来のコミュニケーション・ロボットでは対応できない新しいニーズに対応するロボットです。