「通信を介したロボット同士の協働作業の事例について~天井貼りロボット~」

株式会社テムザック 代表取締役議長 高本陽一

㈱テムザックは、2018年、積水ハウス㈱のプロジェクトで「Carry」と「Shot」の二体のロボットがコミュニケーションを取りながら天井に石膏ボードを貼り付け作業を行うロボットを開発しました。「Carry」が石膏ボードを持ち上げると、「Shot」が貼り付けの位置情報を指示して正確に天井貼り作業を行います。ワークロイドは、複数の単機能のロボットが通信を介して一つの作業を行うことを想定しており、「Carry」「Shot」の連携作業は複数のロボットによる協調作業の良い事例となります。㈱テムザックは、日本で唯一の民生用ロボット専業メーカーとして、「人に役立つロボット」の開発を経営目標に20年近くロボット開発を行ってきました。技術顧問である高本陽一氏は、㈱テムザックの創業者であり、豊富なロボット開発の経験と斬新なヴィジョンを持っています。